市場の参加者株式市場にはいろいろな投資家がいる。買いたい人も売りたい人も、短期のスキャルピング狙いも超長期の投資家も。こうしていろいろな人が参加していると いうことはそれぞれの視点での投資行動をすることによって株価が上下に動くことと なるのだ。超優良で割安、ROEも高く、有名でマーケットシェア1位のいい会社の 株価が上がらない、ということがよく起こる。これは各投資家の行動を考えれば 自ずと分かってくる。みんながいいと思っていて、みんなが少しずつ買っていれば、 新しい買いの材料はなく、もう既にみんな持っている状態。となると、あきらめて 売る人の方が、新しく買いに行く人よりも多くなるので株価は一向に上がらない ということだ。株式投資は、いい会社、割安な会社を探すことではない。究極の部分は みんなが買いそうな株を買う、これに尽きる。割安でもみんなが持っていれば意味は ない。いい材料が出そうでもみんなが知っていれば意味はない。そういう視点で 見ていくことが必要だ。そこに更に各投資家の運用の考え方の違いがあって、短期の 投資家がロスカットをしたり、月末・期末に向けて利益の確定を優先させるために 過度に売りに行く局面で中期の投資家が押し目買いのチャンスと見るような場面が 多々あるのである。投資家は、 投資地域・投資対象商品・投資期間・投資に対する許容リスク・想定パフォーマンス・ ロスカット水準・セクター/銘柄に対する集中度・材料性、ヘッジに対する考え方・ 現物/信用の違いなどなどといった運用の基本的な部分で様々な違いがある。とくに、 個人投資家に至っては信用で投げさせられたり、他のおもしろそうな銘柄へ投資する ために、必要以上に投げ売ったり、材料が出るという噂にみんなが飛び乗ったりと、 業績に関係なく投資行動を取ることが多く、想定以上に株価が上がったり下がったり することがよくあるのだ。外人投資家や一部のヘッジファンドは投資行動が比較的 自由なため、こうした一方的な動きを牽制するかのごとく、信用の投げで下がった ところを拾い、材料が出るとの噂で上がったところを売りに行くのだ。こういう人たちに 負けないように、コツコツ取ってくださいね~ ジャンル別一覧
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